今回は、雑貨・アパレルフランチャイズのメリットや資金の目安について紹介したいと思います。雑貨やアパレルフランチャイズは、コンビニや飲食店ほど多くはありませんが、需要が伸びている職種とも言えます。本記事では、雑貨・アパレルフランチャイズのメリット、そして資金の目安について紹介します。
アパレルフランチャイズのメリット
アパレルフランチャイズ開業する場合、未経験であっても始めやすいメリットがあります。アパレルフランチャイズのメリットについて紹介します。
認知度を利用できるメリット
アパレルショップは、開業後の仕入れ先に関して、ネットワークを構築する必要があります。アパレル未経験者にとって、不安な面も多いですがフランチャイズであれば仕入れルートが確立されています。自ら仕入先ルートを開拓することはないため、開業後も安心して仕事ができるメリットがあります。
研修を受けられる
フランチャイズ開業の最大のメリットは、研修を受けてから開業できる点ではないでしょうか。オーナーはもちろん、スタッフに向けた研修をおこなっているフランチャイズも存在します。接客や商品知識など、研修で学んでおけば開業をスムーズにおこなえるでしょう。
開業後の経営に専念しやすい
フランチャイズを展開している会社には、すでに在庫や管理システムを構築している場合が多いでしょう。オーナー側は、一からこうしたシステムを構築する必要がないため、運用などに時間を注ぐ必要がありません。業務の効率化やスタッフの育成などに力を注げるメリットがあります。
アパレルフランチャイズの費用
フランチャイズ開業をおこなう場合、開業資金やロイヤリティが発生する場合が一般的です。開業後、こうした資金が不足することがないよう、しっかりと資金計画を立てておく必要があります。アパレルフランチャイズの費用に関して紹介します。
開業資金
アパレルフランチャイズの開業を目指す場合、開業資金として300万円~350万円程度掛かることを覚えておきましょう。費用の内訳としては、研修費・店舗取得費・保証金などが必要となります。また、アパレル業界独自に必要となるものとして、売り場づくりに欠かせないマネキンや什器が必要となる場合もあります。
運営資金
アパレルショップの運営資金は、3か月で1千万円が目安と言われています。ブランドによって異なりますが、商品の仕入れにかかる人件費や賃借料・販促費など月々必ず必要となる費用があることを覚えておきましょう。
ロイヤリティ
フランチャイズ経営で月々必要となるものに関して、ロイヤリティがあります。一般的に、ロイヤリティは0~10%を必要としている場合が多いですが、中には中間粗利益を4割~6割設けているフランチャイズも存在します。
ロイヤリティは、決して安いものではありませんが、フランチャイズ本部がそれだけサポートしてくれるのであれば仕方ない部分もあるでしょう。フランチャイズ加盟を検討しているのであれば、サポート内容とロイヤリティがしっかり見合っているか確認することをおすすめします。
アパレルフランチャイズの注意点
アパレルフランチャイズ開業は、すべてが順調に進むということではありません。フランチャイズでありますが、しっかり自分の経営理念を持ち、フランチャイズ本部に頼りきらない姿勢が必要です。アパレルフランチャイズの注意点に関して説明します。
クレーム対応
一見、クレームと聞くと顧客が離れるイメージがありますが、アパレル業界では逆にクレーム対応によってリピーターとなる場合もあります。クレームの例としては、汚れや糸のほつれ・カタログとの違い・店員の接客に関するクレームが主です。
しかし、クレームにうまく対応し、真摯に話を聞くことでリピーターになる可能性もあるでしょう。
従業員や自己管理
アパレルショップは、順調な経営をおこなうために従業員の指導も必要となります。指導のコツを間違えれば、早期退職へとつながってしまうでしょう。ただ、順調な経営をおこなう上で、細かい接客指導は必要です。
また、自身の体調管理にも気を配る必要があります。立ちっぱなしが多い職業であるため、腰や足の痛みを感じる方も多いでしょう。次の日に支障が出ないよう、しっかりと自己管理する必要があります。
フランチャイズではハウスクリーニングもおすすめ
アパレルショップに限らず、フランチャイズ経営は多岐にわたります。現在、需要が高まっている職業として、ハウスクリーニングがあります。ハウスクリーニングは、共働き世帯が増えている中、家事や掃除をプロに頼む方が増えているためです。
もし、アパレルショップの経営が順調にでき、他の職種も考えているであれば、加入しているフランチャイズにハウスクリーニングもおこなっているか見てみることをおすすめします。
まとめ
本記事では、雑貨・アパレルフランチャイズのメリット、そして資金の目安について紹介しました。雑貨・アパレルフランチャイズは、自分で開業すると多額の資金が必要となるでしょう。
これは、店舗を必要としないフランチャイズに比べ、店舗の確保やスタッフの確保などが必要となるためです。本記事が、雑貨・アパレルフランチャイズの開業を検討されている方の参考になれば幸いです。