幼児教育・保育園の経営を考えている方のなかには、フランチャイズを選択しようとしている方も多いでしょう。幼児教育・保育園をフランチャイズで開業する場合は、フランチャイズの仕組みをよく理解し、必要資金を把握しておくことが大切です。そこで本記事では、幼児教育・保育園のフランチャイズのメリットと資金目安を解説します。
幼児教育・保育園フランチャイズのメリット
まずは、幼児教育・保育園のフランチャイズで開業するメリットを見ていきましょう。
低コストで開業できる
幼児教育・保育園のフランチャイズは、低コストで開業できます。必要なのは、保育施設の準備と人材の採用のみです。資格や免許も必要ないため、フランチャイズのなかでも低コストで開業できるでしょう。
フランチャイズ本部からのサポートが受けられる
幼児教育・保育園のフランチャイズでは、本部からのサポートを受けられます。開業前の立地場所調査から、運営していくためのノウハウ、人材の採用から育成まで、幼児教育・保育園を経営していくために必要なサポートがすべて受けられるのです。
子どもや保護者との接し方を学ぶ研修を開催するフランチャイズが多いため、未経験の方でも開業しやすいでしょう。
経営が安定しやすい
幼児教育・保育園のフランチャイズは、経営が安定しやすいというメリットがあります。幼児教育・保育園は、基本的に園児が数年間通います。そのため、長期的な収入が期待でき、経営が安定しやすいでしょう。
また、近年は共働き世帯が増え、保育園の需要が年々高まっています。待機児童問題を抱えている地域も多いため、知名度の高い幼児教育・保育園のフランチャイズで開業すれば、集客しやすくなるでしょう。
幼児教育・保育園フランチャイズの資金目安
ここからは、幼児教育・保育園のフランチャイズを開業するときに必要な資金目安を見ていきましょう。
開業資金
必要とされる開業資金は、約680万円です。内訳としては、加盟金200万円、保育施設関連費450万円、研修費30万円となります。加盟金は、フランチャイズとして加盟するための費用です。幼児教育・保育園フランチャイズの加盟金相場は100万～300万円とされています。
また、保育施設関連費は、物件取得費や内装工事費、設備費などです。立地や規模、内外装によって大きく変動します。研修費は、開業前に行う研修や、開業後にオーナーと保育士を対象として行う研修までさまざまです。フランチャイズに加盟するときは、どんな研修があるかを見るのもポイントでしょう。
運営資金
幼児教育・保育園フランチャイズの運営資金として必要なのは、1カ月約255万円です。内訳は、人件費200万円、賃貸料30万円、水道光熱費5万円、給食費10万円、ロイヤリティ10万円になります。人件費は、保育士の人数や雇用形態によって異なります。
また、保育士のほかに嘱託医や調理員を雇うこともシミュレーションしておきましょう。賃貸料は、幼児教育・保育園の規模によって大きく異なる費用です。水道光熱費は、幼児教育・保育園の規模のほか、園児数や職員数、稼働日数、稼働時間によって変動します。
給食費は、園で調理員が作るのか、業者から仕入れて提供するのかによって費用が変わるため、事前のシミュレーションが大切です。ロイヤリティは、どのフランチャイズに加盟するかによって変わります。
サポート内容にも差があるため、必要なサポートを適切なロイヤリティで受けられるフランチャイズを選ぶのがポイントです。
低コストでできる他のフランチャイズは？
最近は、さまざまな業種がフランチャイズで開業できます。そこで、幼児教育・保育園のほかに、低コストで開業できるフランチャイズを見ていきましょう。
結婚相談所
結婚相談所のフランチャイズは、資格不要で始められて、さらにロイヤリティの設定が低価格なところが多いです。また、結婚相談所は月会費制のところが多いため、ある程度集客ができれば、毎月安定した収入が得られます。
さらに、紹介した顧客同士が成婚になったときにはボーナス報酬も支払われるため、経営を軌道に乗せられるでしょう。結婚相談所は、低コストで高収入を目指せるフランチャイズの一つです。
ハウスクリーニング
ハウスクリーニングも、資格不要で始められるフランチャイズです。フランチャイズなら、ハウスクリーニングのスキルを研修で学んでから開業できます。さらに、顧客満足度が上がればリピーターも増え、安定した収入が得られるでしょう。
低コストで始められるうえに、ハウスクリーニング業界は伸びる業界なので、新たに開業するのにおすすめの業種です。
まとめ
幼児教育・保育園のフランチャイズについて解説しました。少子化が加速するなかでも、保育園の需要は年々高まっています。しかし、名の知れない保育園に自分の子どもを預けるのは不安な保護者も多いはずです。
そこでフランチャイズなら、知名度の高いブランド名を活用して開業ができます。そのため、効率よく集客ができ、安定した経営を見込めるでしょう。これから幼児教育・保育園を開業したい方、ぜひフランチャイズへの加盟を検討してみてください。
