顧客の自宅をプロの手で清掃するハウスクリーニング。ハウスクリーニングとして開業したいと考えている方は多いでしょう。ハウスクリーニングでは家のあらゆる箇所を清掃しますが、そのなかでも洗濯機のハウスクリーニングがあることをご存じでしょうか。本記事では、洗濯機のハウスクリーニングについて詳しく解説します。
日常生活に欠かせない洗濯機もハウスクリーニング可能
毎日の生活で欠かせない洗濯機も、ハウスクリーニングができます。洗濯機のハウスクリーニングは、洗濯した衣類に汚れやぬめりが付着していたり、異臭がしたりしたときに依頼されることが多いです。では実際に洗濯機のハウスクリーニングではどのようなことをするのか、具体的に見ていきましょう。
洗濯機を分解する
洗濯機で清掃するのは内部のため、洗濯機を分解します。洗濯機のネジを外してパネルを持ち上げたあと、洗剤投入部分のネジも外して、洗濯槽内側のカバーを外します。さらに洗濯槽を取り外すと、どこが汚れているのかがわかるでしょう。
薬品で汚れを浮かせる
汚れている部分の汚れを、薬品で浮かせて落とします。洗濯機の汚れは、洋服についていた皮脂や食品の汚れ、洗剤のカス、ほこり、水垢、カビなどです。また、糸くずフィルターも忘れずに掃除します。
洗濯槽の外側を洗浄する
洗濯槽の外側は、薬品は使わずにブラシで洗浄します。部分分解だと洗濯槽の底まで洗浄できないため、徹底的に綺麗にしたい場合は完全分解するのがおすすめです。
除菌する
洗濯機の清掃が終わったら、最後に除菌をします。除菌をすることで、掃除の効果が持続するでしょう。
洗濯機のハウスクリーニングにはスキルや資格が必要?
洗濯機のハウスクリーニングに資格は必要ありませんが、知識と技術が必要です。そのため、未経験で知識や技術がないまま開業するのは難しいでしょう。知識や技術を得るための方法として、既存のハウスクリーニング業者で見習いとして働く方法が挙げられます。
フランチャイズなら未経験でもスキルを学べる
ハウスクリーニング事業でなるべく早く開業したいという方には、フランチャイズがおすすめです。ハウスクリーニングのフランチャイズなら、開業前にハウスクリーニングの研修が受けられます。さらに、開業や経営のノウハウも得られるため、ハウスクリーニングや経営の経験がなくても開業できるでしょう。
ハウスクリーニングを開業するなら損害保険に入ったほうがいい?
ハウスクリーニングで開業するときに忘れてはならないのが、損害保険への加入です。ハウスクリーニングでは、清掃作業中や作業後に誰かを怪我させてしまったり、物を壊してしまったりする可能性があります。ここからは、ハウスクリーニングで入れる損害保険と、損害保険に加入するメリットを見ていきましょう。
ハウスクリーニングで入れる損害保険
ハウスクリーニング業者が入れる損害保険は、請負業者賠償責任保険、生産物賠償責任保険、ハウスクリーニング保険などが挙げられます。請負業者賠償責任保険と生産物賠償責任保険では、顧客の物を傷つけたり壊したりしたときに保証してくれる対物賠償に入るとよいでしょう。
また、ハウスクリーニング保険はハウスクリーニング協会が用意する団体賠償責任保険で、ハウスクリーニング協会会員のみが加入できます。ハウスクリーニングで起こり得る賠償や訴訟の費用を幅広くカバーしてくれるのが特徴です。
ハウスクリーニングで損害保険に加入するメリット
ハウスクリーニングで損害保険に入る大きなメリットは、賠償責任が生じたときに、多額の賠償額を保証してもらえることです。賠償金の支払いは会社にとって大きな負担となるため、損害保険に入ることで会社を守れるでしょう。
また、ハウスクリーニングで被害事故にあったときにも保証を受けられます。さらに、会社として損害保険に入っていれば、顧客からの信頼も得られます。そのため、依頼が増える可能性があるのです。
会社を守るため、そして顧客からの信頼を得て事業を軌道にのせるためにも、損害保険への加入は前向きに検討しましょう。
まとめ
洗濯機のハウスクリーニングについて解説しました。洗濯機のハウスクリーニングは、素人ではできない清掃であることから、依頼が多い箇所です。そのため、ハウスクリーニング事業を始めるのであれば、洗濯機のハウスクリーニングにも対応できるようにしておくとよいでしょう。
また、ハウスクリーニング事業として開業したいのであれば、スキルを習得してから開業できるフランチャイズがおすすめです。スキルとあわせて経営ノウハウを学べば、スムーズな開業が実現できるでしょう。
ハウスクリーニングで顧客からの信頼を得るために、損害保険への加入も忘れずに行ってください。これからハウスクリーニング事業で独立したい方、新たに開業したい方、ぜひ参考にしてみてください。