脱サラを考えている方は、自分がどういうプランで独立を進めていくのかを明確にしておくことが重要です。脱サラした後のプランとして、フランチャイズに加盟して事業を行っていくというのも１つの手段となります。今回は、そんなフランチャイズの開業までの流れや注意点などを詳しく解説していきたいと思うので、ぜひ最後までご覧ください。
脱サラを考えるなら、フランチャイズの魅力とは？
フランチャイズビジネスは、脱サラ後の選択肢として、非常に人気の事業となっています。こちらでは、そんなフランチャイズ事業がおすすめな理由や魅力について、詳しく解説していきたいと思います。
まず、フランチャイズの魅力として、本部から経営に関するさまざまなサポートを受けられるという点が挙げられます。フランチャイズに加盟すれば、ブランドの利用権や本部から経営ノウハウを学べるので、開業までの準備をスムーズに進められます。開業準備だけでなく、開業してからも継続的なサポートを受けられるので、安心して経営を続けられます。
また、未経験でも挑戦しやすいという点も魅力的といえます。フランチャイズであれば、上記でも説明したとおり、本部には、経営ノウハウが蓄積されており、そのノウハウを研修などで学べるので、業界未経験であったり、過去に経営の経験がない方でも挑戦しやすいというのは大きなポイントといえるでしょう。
上記の魅力を踏まえて考えてみると、フランチャイズビジネスは、脱サラ後に独立を目指す方にとってはぴったりの事業です。
フランチャイズの開業までの具体的なステップと準備
こちらでは、フランチャイズの開業までの具体的なステップや準備について、紹介していきたいと思います。これから、開業を検討している方は、下記で紹介している内容を、ぜひ参考にしてみてください。
①フランチャイズを知る
まずは、フランチャイズを知るところから始めていきましょう。フランチャイズのメリットやデメリットを知り、自分が本当に向いているのかを改めて、診断してみましょう。
②本部選び
次に本部選びとなります。こちらの本部選びを間違えてしまうと、成功率が大きく変わってしまうので、非常に重要な項目となります。ポイントとして、複数のフランチャイズ本部を訪れて、比較するのがおすすめです。
③審査と物件選び
加盟選びが決まったら、本部から審査を受けます。こちらの審査に合格すると、物件選びとなります。こちらの物件選びは、本部が立地評価や売上予測を出してくれたり、さまざまなサポートをしてくれます。
④FC契約と店舗づくり
次は、本部との契約となります。契約する際には、法定開示書面をしっかりと確認しておきましょう。契約後は、建物の内装や外装を工事して店舗づくりを実施します。
⑤従業員の募集と研修
従業員の募集を行っていきます。中には、求人や育成を実施している本部もあるので、その際は、本部の指示に従いましょう。そして、研修では、経営に関する知識や接客などを学んでいきます。
⑥開業前準備
最後の開業前準備では、商品や備品等の発注や納品、広告宣伝の計画など、開業に向けて準備していきます。
準備しておきたいポイント
こちらでは独立前に、会社員として働きながらでもできる開業するまでの準備について、解説していきます。
まず、自分の開業したいジャンル選びをしておきましょう。フランチャイズといっても、飲食系やサービス業、福祉業など、さまざまな業種が存在しています。こちらの数あるジャンルの中から、自分が始めたい業種を決めておかないと、そこからの準備も進められないので、自分に最適と感じる事業を検討しておくことが重要です。
また、開業による資金準備も早いうちから行っておきましょう。現在ある貯金額の確認や銀行などで受けられる融資の限度額を整理しておくのも大事なポイントです。また、事業内容によっては、市町村から補助金が出ている可能性もあるので、そちらも合わせてチェックしておきましょう。
成功するためのフランチャイズ事業の注意点と失敗事例
最後にフランチャイズビジネスの注意点や失敗事例についてまとめたので、事業を始める際には、以下のことに十分注意しておきましょう。
ロイヤリティに対してサポート体制が見合っているか
フランチャイズ契約は、ロイヤリティを支払うことで、本部の経営ノウハウやブランドの利用権、その他サポートを受けられます。このロイヤリティに対して、サポート体制が見合っているかを必ず確認しておきましょう。
例えば、本部から購入する商品が割高になっていたり、反対に加盟店を増やしたいという目的でロイヤリティを安く設定しているようなケースもあるので、契約前には情報収集を徹底的に実施していきましょう。
資金不足
こちらは、失敗事例となります。よくあるケースとしては、開業資金が予定よりかかってしまい、資金不足になって開業するまでの期間が大幅に遅れてしまったなどが挙げられます。もし、資金不足に陥った際は、金融機関などに融資をお願いして、資金の調達を実施しましょう。
契約条件の確認不足
こちらは、契約の際に条件を見落としてしまい、トラブルに発展するという事例です。契約内容は細かくチェックしないと、莫大な違約金を支払うことになるかもしれません。
まとめ
今回は、脱サラ後にフランチャイズがおすすめできる理由について、解説していきました。今回紹介したとおり、フランチャイズは魅力的なポイントが多くある一方で、注意するべき点なども存在しています。なので、脱サラ後にフランチャイズ加盟を検討している方は、注意点やデメリットもあるということを理解したうえで、事業計画を進めていきましょう。
