夫婦で独立開業するメリット・デメリットやおすすめの業種

公開日:2023/11/09 最終更新日:2023/11/24

メリット・デメリット

夫婦で独立することで、柔軟な働き方ができ二人の自由な時間が増えます。一方で、事業が軌道に乗らず失敗に終わると夫婦二人で共倒れになるでしょう。独立には一定のリスクがあることを理解してください。そこで本記事では、夫婦で独立するメリット・デメリットを解説していきます。おすすめの業種も合わせてお伝えするので参考にしてください。

夫婦での独立開業メリット

夫婦で独立するメリットを3つ解説していきます。

夫婦での時間が増える

夫婦で独立することで一緒に過ごす時間が増えます。二人で飲食店を切り盛りしたり、在宅で一日中パソコン仕事をしたりするため、会社員時代より二人の時間が多くなります。会社員のときは、通勤や通常の業務、残業もあるため顔を合わせるのは朝と夜くらいでしょう。

状況によっては休日出勤もあるため、二人の会話も少なくなりがちです。会社員時代よりも働き方が自由なため、まとまった休みも取りやすくなるでしょう。

仕事の相談がしやすい

夫婦で仕事をするので相談や悩みを共有しやすいです。上下関係のない夫婦だからこそ気兼ねなくコミュニケーションを取れます。会社員であれば先輩や後輩、上司・部下の関係になるので気軽に相談はできません。お互いの顔色を伺い、躊躇することも少なくないでしょう。

ですが、夫婦であればちょっとしたことでも報告や相談がしやすいので業務自体もスムーズに行えます。体調が優れないときや悩みがあるときでも、素直に伝えられるため人間関係の悩みが少なくなるでしょう。

同じ目標に向かって頑張れる

夫婦で同じ目標に向かって頑張れるのもメリットです。事業目標に向かって二人で協力することで、より深い絆が生まれます。売り上げを伸ばすためにどうすればいいのか、どうすれば良いサービスを提供できるのかなど、夫婦で課題に取り組めるため一体感が生まれます。

お互いの意見がぶつかることもありますが、目標達成したときに喜びを分かち合えるでしょう。辛いことや楽しいことなどすべて共有できるようになります。

夫婦での独立開業デメリット

夫婦で独立するデメリットを3つ解説していきます。

失敗のリスクが大きい

夫婦共倒れになる可能性があるので失敗のリスクが大きいです。独立後は軌道に乗るまで時間がかかるものですが、努力すれば安定するとも限りません。安定しなければ赤字経営が続き、夫婦揃って苦しい時期が続くでしょう。どちらかが会社勤めであれば一定の収入が確保されている状態なので安心です。

収入の目途が立ちやすいため精神的負担が少なくなります。夫婦で共倒れにならないよう、リスクを考慮したうえで独立してください。

仕事とプライベートの切り替えが難しい

夫婦で独立すると仕事とプライベートの切り替えが難しくなります。常に仕事のことで頭がいっぱいになるので、オン・オフの境目があいまいになります。会社員の場合、会社ではオン、自宅ではオフというように切り替えしやすいのが特徴です。

ですが、独立すると会社、自宅といった概念自体がなくなるので区切りをつけづらくなります。仕事とプライベートの境界線をハッキリさせるためにも、働く時間やルールを明確にしてください。

距離感が近くなりすぎる

夫婦の距離感が近くなりすぎるのもデメリットです。仕事とプライベートも含めて、一日中一緒にいるので距離感が近くなりすぎる傾向にあります。夫婦とはいえ、ずっと一緒にいるのを窮屈に感じる人も少なくないでしょう。仕事の方向性が違ったり、家事・育児に対する考えが違ったりしてギクシャクすることも珍しくありません。

一緒にいたくないときでも、逃げようがないので苦痛になります。休日などはあえて一人の時間を作り、距離を置いた方が良好な関係を築けるしょう。

おすすめの夫婦共同経営業種

夫婦二人で始めやすい業種を4つお伝えしていきます。

飲食店

夫婦二人で経営できるような飲食店はおすすめです。弁当屋、パン屋、ケーキ屋など、小さい店舗であれば開業しやすいでしょう。飲食店を始める場合は、営業許可を取る必要がありますがそこまでハードルの高いものでもありません。小さな飲食店を営む夫婦は多いので挑戦してみるのもいいでしょう。

ハウスクリーニング

ハウスクリーニングも独立しやすい業種の一つです。ハウスクリーニングは主に、マンションやアパート、戸建てを対象に行います。力仕事は夫がやり、細かい作業は妻が行うなど分担するといいでしょう。開業資金は、清掃設備費用や業務用車両の購入費用などがかかりますが、比較的コストで始められる業種です。また需要が大きく、将来性も高いため現在注目を集めている業種です。夫婦で行うことで、女性の依頼者にも安心してもらいやすいというメリットがあります。

コンビニ

フランチャイズに加盟し、コンビニ経営するのもアリです。フランチャイズは、本部から経営ノウハウの指導や集客のサポートをしてもらえるので失敗のリスクが少ないです。コンビニは24時間営業が基本なので夫婦二人では厳しいですが、人材採用も本部から手配してくれるので安心でしょう。未経験でも始めやすいのがコンビニフランチャイズの特徴です。

web関係

webライターやwebデザイナー、ブロガーとして独立するのもおすすめです。開業資金もそれほど貯める必要がないので、パソコン一つで独立できます。独学でも稼げますが、スクールに通うことでスキルや経験を素早く手に入れられます。不安定な業種でもありますが、しっかりスキルを身につければ収入が青天井なので夢のある仕事です。

まとめ

本記事では、夫婦で独立するメリット・デメリットを中心に解説してきました。夫婦二人の時間が増えたり、同じ目標に向かって協力できたりする点がメリットです。一方で、事業が軌道に乗らなければ、資金繰り苦労し共倒れになるリスクがあります。

またおすすめの業種としては、小規模な飲食店やコンビニ、web関係の仕事があります。独立するメリット・デメリットを十分把握したうえで慎重に話し合ってください。

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