ハウスクリーニング開業で加入すべき損害保険について

公開日:2023/11/02 最終更新日:2023/11/24

ハウスクリーニング業を始める際、準備のひとつとして損害保険への加入を検討することが大切です。損害保険はトラブルが起きた際に会社を守るためにも重要な役割を果たすため、保険内容をしっかりと把握して加入しましょう。今回は、ハウスクリーニング開業時に加入すべき保険やその理由、保険を利用する具体的な事例などを詳しく解説します。

なぜ損害保険に加入すべきなのか

ハウスクリーニング業務を営む中で、故意でなくとも家に置いてあるものを壊してしまったり、人にケガをさせてしまったりする可能性はゼロではありません

損害賠償を求められる可能性を考えると、開業時に損害保険に加入しておくのが安心です。ここでは、損害保険に加入すべき理由について詳しく解説します。

高額な賠償金をカバーできるため

仕事で訪問した家にあるものを壊した・クリーニング中に誤ってケガをさせたといったトラブルの際には、内容によっては多額の賠償金を請求されるケースもあります。

中には数百万円にもおよぶ賠償金を支払わなければならないこともあるため、会社にとってはかなりの負担となるでしょう。さらに、弁護士を立てて対応する場合には、弁護士への報酬も必要となります。

損害保険に加入していれば、賠償金・弁護士報酬ともに保証されます。会社にとって大きなリスクをカバーできるため、万が一のときも安心でしょう。

被害者側に立った場合にも保険を利用できる

損害保険は加害者側にとって役立つ保険であると考えられがちですが、自身が被害者側になった場合にも活用できます。損害賠償請求に応じてもらえないときには弁護士を立てて対応することになりますが、相談費用は損害保険でカバーすることが可能です。

依頼数の増加を見込める

ハウスクリーニングを利用する顧客は、クリーニングメニューやサービス内容はもちろん、万が一トラブルが起きた場合の対応なども重視しています。

損害保険に加入しているハウスクリーニング業者は、顧客に安心してクリーニングを依頼してもらえるよう、ホームページやチラシなどに保険加入済みであることを記載している場合が多いです

清掃中に発生すると考えられる賠償事故の事例

ハウスクリーニング業を営む中で、清掃時に発生する可能性がある事故にはさまざまな内容があります。ここでは、清掃中に発生すると考えられる賠償事故の具体的な事例について詳しく解説しましょう。

クリーニング中にものを壊してしまったことによる賠償事故

ハウスクリーニングの作業中に、家にあるものや設備を壊してしまったケースです。

具体的には、エアコン掃除や換気扇掃除などの最中に誤って故障させてしまったり、部屋のクリーニング中に置いてあるインテリアを落とす・家具に清掃器具をぶつけるなどして破損してしまったりする場合を指します。

さらに、庭の手入れ中に飛んだ石が車にあたってしまった・掃除中に部屋の鍵を紛失してしまったなどの事故も起こりえるでしょう。

カギを紛失したケースでは、合鍵作成やパーツ交換にかかるコストを支払うことが必要です。

クリーニング中に人にケガをさせてしまったことによる賠償事故

ハウスクリーニングの作業中に、誤って顧客や周囲に居合わせた人にケガを負わせてしまうケースです。具体的には、高所のクリーニング中に掃除道具を落下させて人にあててしまった、床の水滴を充分に拭き取れておらず依頼主やその家族が足を滑らせてしまったなどの事例が挙げられます。

ハウスクリーニング業はどんな保険に加入すべきか

ひとくちに損害保険といっても、その種類はさまざまです。ハウスクリーニング業を始めるにあたって必要となる保険は、以下の2つです。

請負業者賠償責任保険

請負業者賠償責任保険とは、業務中にものを壊したり、人にケガをさせたりした場合に適用される保険となります。請負業者賠償責任保険に加入していないと、賠償請求された場合に全額負担して支払わなければなりません。

賠償金は数百万円におよぶこともあるため、保険未加入の場合には会社にとっても大きな損害となります。請負業者賠償責任保険に加入していれば、万が一の場合に賠償金をカバーできるのです。

生産物賠償責任保険(PL保険)

生産物賠償責任保険はPL保険とも呼ばれ、業務を実施したことで、依頼主に損害を与えてしまった場合に利用できる保険です。たとえば、換気扇クリーニングを実施した結果、換気扇が故障して正常に使えなくなってしまった場合などに適用可能です。

まとめ

今回は、ハウスクリーニング開業時の保険加入について、加入したほうがよい理由や賠償事故の事例、加入すべき保険の種類などを詳しく解説しました。ハウスクリーニング業者は、業務中にものを壊したり人にケガをさせてしまったりする可能性があるため、損害保険に加入しておくことが重要です。たとえば、クリーニング中に掃除道具を家具にぶつけて壊してしまった・濡れた床で足を滑らせて依頼主が転んでしまったなどのケースで保険を利用できます。損害保険にはさまざまな種類がありますが、請負業者賠償責任保険・生産物賠償責任保険の2つに加入するのがおすすめです。ハウスクリーニング開業を検討している人、加入すべき保険種類について知りたい人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

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