フランチャイズで開業をするとき、加入した際に支払う加盟金。会社に対して支払うお金なのですが、相場はいくらかかるのでしょうか。さらに、加盟金を支払うタイミングや注意点があります。確実に支払い、開業できるように知っておきましょう。また、相場を知ることで、開業資金を貯める目安にもなるので、参考にできます。
フランチャイズ加盟金の概要
フランチャイズ加盟金とは、フランチャイズに加盟したときに払うお金です。登録料のような位置づけで、加盟するときには基本的に支払うことが求められます。ただ、フランチャイズによっては加盟金を支払わなくて良い場合もあるので、確認しましょう。
フランチャイズ加盟時に支払うお金
加盟金は、フランチャイズに加盟するときに支払うお金です。フランチャイズに加盟するときには、そのブランドを使用するためにお金を支払う必要があります。仲間に加えられるというよりも、自ら仲間に入れてもらうというような感覚です。
対価となる項目では、飲食店であればメニューやレシピ、接客マニュアルなど。会社で統一されている貸与品を貸してもらうための費用といえるでしょう。加盟時に一度支払う金額なので、初期費用として準備する金額でもあります。
加盟金がかからない場合もある
加盟金がかからないフランチャイズもあるので、探してみても良いでしょう。基本的にフランチャイズは加盟金がかかるブランドが多いです。しかし、一部のブランドでは、加盟金がかからないケースもあります。なかには、キャンペーンで期間限定の無料をうたっているフランチャイズも見つかるかもしれません。
加盟金の支払い方法と注意点
加盟金はフランチャイズ加盟時に支払う金額です。一度支払うと返金されない金額なので、支払うタイミングには十分気をつけましょう。加盟が確定するまで支払わないのが安全です。また、加盟金が安いから、という理由で安易に契約しないことも忘れずに選ぶと失敗せずフランチャイズを選べます。
加盟金は返金されない
加盟金は、一度支払うと返金されません。フランチャイズに加盟するときに支払う加盟金は、一度支払うと返金は基本的にないと思うのが普通です。支払いの順番でほかの人に先を越されてしまうこともあります。しかし、タイミングを間違えて支払ってしまった金額は戻ってきません。十分に適切な時期を見計らって支払うようにしましょう。
加盟が確定するまでは待つ
支払いは、加盟が確定するのを待って支払うのは良いです。早く加盟金を支払って、契約を成立させたい気持ちは理解できます。しかし、未確定のまま支払ってしまった場合、あとになって加盟できないと判断されては水の泡になってしまいます。加盟が確定するのを待って、加盟金を支払うことで確実に必要な金額だけを支払えるので、待ちましょう。
加盟金が安いから良いわけではない
加盟金が安いから良いというわけでもありません。加盟金が同業のフランチャイズと比べて安いことを理由に加盟するのは、考え直したほうが良いでしょう。加盟金が安いのにはそれなりの理由が隠されていることがあります。
例えば、利用できるサポートが少ない、ロイヤリティ(フランチャイズに毎月支払う金額)が高い、などです。何らかのからくりが隠されていることがあるので、注意しましょう。サポート内容などの詳細を確認して、総合的に考えて加盟するのがベストです。
加盟金の相場と要因
加盟金の相場は、フランチャイズによってバラバラです。会社の規模によって相場は定められていますが、会社によるというのが現状。基本的には、小規模であれば100万円程度、中規模以上であれば300万円前後かかると言われています。
加盟するフランチャイズによってバラバラ
フランチャイズの加盟金は、加盟する企業によって金額がバラバラです。基本的に、1つの業種に大小さまざまな企業が見つかります。初心者はとくに、知っている会社や理想を叶えられる企業を選びやすいです。
知っている会社は大企業である場合が多いので、加盟金も多くかかります。一方で、発展途上の企業であれば、加盟金が小さくて良い企業もあるのが事実。フランチャイズによって価格設定はバラバラなのです。
小規模なら100万円以下
小規模な企業のフランチャイズへ加盟するのであれば、相場は100万円程度。教えられるレシピやメニューなどが少ないケースや、店舗数を増やす目的のあるスタートダッシュ企業では、価格が抑えられるでしょう。知名度には欠けるかもしれませんが、初期費用を抑えて開業するにはおすすめの規模です。
中規模以上なら300万円前後
中規模以上の加盟金は、300万円を超える場合があります。規模が大きくなると、それだけ店舗に提供することが増えます、とくに従業員の研修は一定の金額以上の費用がかかります。
規模が大きい店舗では、従業員を多く雇うので、研修費用も膨大に。ネームバリューを狙うのであれば中規模以上のフランチャイズですが、初期費用は多めに準備しましょう。
まとめ
フランチャイズ加盟時の加盟金とは、フランチャイズに加盟するときの登録料のような位置づけで支払う金額です。加盟した最初のタイミングで支払うので、初期費用として計上できます。一度払うと戻ってこないので、支払うタイミングが重要。加盟が正式に決まったときに支払うようにしましょう。
フランチャイズの加盟金は、価格設定がバラバラです。その中でも、小規模の企業であれば比較的安いので100万円ほど。中規模以上では、300万円を超える企業もあります。ネームバリューと初期費用を考えて良いフランチャイズを選びましょう。
